整形外科で聞かれた「アイシングって冷たいの?」
アイシングクッキーに夢中になりすぎて、手を痛めてしまった私。
親指の関節がズキズキと痛み、ついに整形外科を受診することに。診察室で先生に
「アイシングクッキー作りに夢中になりすぎて、
アイシングクリームを絞りすぎたせいで親指が激痛なんです」と説明すると、
先生は少し首をかしげながら「……そのアイシングクッキーって何?」。思わず看護師さんも笑いながら説明を手伝ってくれて、
ようやく先生に伝わったかと思ったら、
「で、その“アイシング”って冷たいの?」と、さらに質問。──確かに、“アイシング”って冷たそうな響きですよね。
でも、普段当たり前のように使っている言葉なのに、
「アイシング?冷たいの?氷?」──そう聞かれて、初めて気づきました。
私は“アイシング”という言葉の意味を、ちゃんと説明できなかったんです。
アイシングとは?──氷のような「砂糖の衣」
「アイシング」とは、**粉砂糖と卵白や水を混ぜて作った砂糖衣(糖衣)**のこと。
クッキーの表面をデコレーションする技術や、その材料そのものを指します。
固まった姿がまるで氷(ice)のように見えることから、「icing」という名がついたそうです。
「売ってないの?」「許可取ったら?」──先生からの言葉
「指を痛めるクッキーって何なん?」と興味津々で
私のInstagramを見た先生は驚いて、「え、これクッキー?」「これ売ってないの?」「商売してないの?」「もったいないやん!」と驚かれました。
「でも販売には菓子製造業の許可が必要で…」と説明すると、
先生は「じゃあ許可取りや!」と笑顔で背中を押してくれました。
落ち込んだ気持ちが明るくなった日
正直なところ、診察を待つあいだは少し落ち込んでいました。
「このまま痛みが治らなかったら、アイシングクッキーを作れないかもしれない」
そう思うと、不安でいっぱいでした。
でも、診察室を出るころには心が少し軽くなっていて、
「これからも続けていこう」と自然に思えていました。そして、気持ちがどんどん明るくなっていきました。
「勿体ない」「やってみたら?」という言葉で、何かが動き出した気がします。
OluOluSweetsサイトが生まれた瞬間
帰宅してから、ふと「この想いをちゃんと形にしたい」と思い、
それまで少しずつ進めていたブログの方向性を見直しました。
パソコンに向かって、少しずつトップページを作りながら、
“このサイトができていく”感覚がすごく不思議で、嬉しくて。
気づけば、暗い気持ちはワクワクに変わっていました。
「やってみる」って大事。
小さなことでも、動くことで何かが始まるんだと感じました。
これからのOluOluSweetsへ
コルセットを作ることになり、しばらくはそれをつけながらの制作になります。
でも、やっぱり“作ること”が好きだから、続けていきたい。
このサイトのことなど、またここで少しずつお話ししていけたらと思います。
先生との会話が、私の中で“好き”を“本気”に変えてくれた一日でした。
小さな会話が、私に大きな気づきをくれました。
OluOluSweetsは、そんな“好き”の積み重ねから生まれています。
